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Rewinding woman

今日、歩いて坂道を下っていると、下の方からおばさんが歩いて来るのが見えました。そのおばさんは、ずっと後ろ向きで歩いていました。すれ違ってから、気になって振り返ってみたら、やっぱり後ろ向きで歩いていました。そのおばさんは、ラメの入った紫色のズボンを穿き、派手な帽子を被り、サングラスとマスクをしていました。
 おれは、そのおばさんを見て、小学校の遠足で山登りに行った時、「後ろ歩きで登ると楽だぞ!」などと凄い発見をしたかのように友達と言い合っていたのを思い出しました。そして、そのおばさんは、今、それを発見したのか、あるいは誰かに良い運動法として後ろ歩きを奨められたかのどちらかだろう、と結論づけました。

そのおばさんを見て、もう一つ思った事は、最近、理解不能な変な人というのを、町であまり見かけなくなったなあ、ということです。自分が子供の頃は、もっと「変な人」が一杯、町を歩いていたような気がします。そして、そういった人に好奇心と恐怖心を掻き立てられ、色々なイマジネーションを膨らましていたように思います。それはちょうど、不条理でアバンギャルドな映画を観た後の感じに似ていたようにも思います。

「変な人」が減ったのは、自分が大人になってしまったからなのか、それとも世の中が変わったからなのか。いずれにしろ、久々に「あの感覚」を思い出させてくれたおばさんに感謝すると同時に、後ろ歩きにはもっと深遠な理由があったんだと、イマジネーションを膨らませながら、今夜は寝ようと思います。
2006年06月09日 | 未分類
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